保証債務の成立の条件

猫10

 

たとえば金融機関からある程度まとまった金額の融資を受ける場合には、物的担保を供するか、人的担保である保証人を立てることが求められるのが普通です。

 

お金を貸す金融機関が一番おそれているのは回収不能です。金融機関は、誰かにお金を貸し、そのお金に利息をつけて返済してもらうことによって収益を得ています。

 

しかし、回収不能になってしまうと、利息はおろか元金すら取り戻すことができなくなってしまいます。そのようなことが頻繁に起こっていては金融機関の方が潰れてしまいますので、回収不能リスクの軽減策として担保もしくは保証人を立てることが求められるようになっています。物的担保の場合には、担保価値のある不動産などを供するのが普通です。

 

しかし、保証人になるのは人間ですので、保証契約の成立要件等が民法で詳細に定められています。まず、保証人になる人には行為能力と返済能力があることが最低限求められます。

 

また、保証債務は債権者と保証人になる人との間で契約を結ぶことによって成立します。債務者から頼まれて保証人になるケースが多いですから、債務者と保証人の間で契約を結ぶものだと勘違いしている人が多いですが、債務者との間で結ぶ契約は保証委託契約です。そもそも保証委託契約が必須とされているわけではありませんから、債務者の意向とは無関係に債権者と保証人が保証契約を締結することも可能です。ただしその場合には、保証人の求償権が一定の制限を受けることになります。

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