刑事事件公判での検察官の仕事

事件が起こると警察が捜査し、証拠を集めて犯人と思われる人物を逮捕します。検察官は警察が捜査した事件を受理して、逮捕された人を裁判にかけるかどうかを判断します。検察官は疑われている人を自分たちでも調査し、真実を明らかにしていきます。裁判にかけることを起訴と言います。
刑事事件は被告人の罪の重さを問う裁判です。刑事事件公判ではまず証拠、事実に基づいて検察官が具体的に犯罪事実を明らかにします。これを冒頭陳述と言います。そして裁判所に証拠を提出し、被告人が犯罪を犯したことを証明していきます。これを論告と言います。そのうえで被告人に妥当と思われる刑罰の申請をします。これを求刑と言います。ここまでが検察官の役割です。
この後弁護人による被告人に有利になる証拠の提出、意見を述べます。これを弁論と言います。検察側と弁護側の双方の意見を受けて裁判官が協議し、被告人にふさわしい刑罰が決定されます。
日本では検察官だけが疑われている人を犯人として起訴することができます。人の罪を問うというとても重い仕事です。人の一生を左右する重大な任務を負っている検察官は、より慎重に事件を捜査し、万が一にも冤罪が起こらないようにしなければなりません。

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