未成年後見監督人の必要性とは

未成年後見制度のもとでは、対象となっている未成年者に関する法律行為を全般的に代理する権限をもつ人物として、未成年後見人が置かれることになっています。未成年後見人は、未成年者の生活の状態や、心身のコンディションなどのさまざまなことがらに目配せをしながら、その未成年者のために財産の管理を行ったり、その他身の回りの世話をしたりすることが役目となっています。このような未成年後見人が誠実に事務を行うことができればまったく問題はないわけですが、時としてそうはならない場合もあるはずです。そもそも未成年後見人が置かれるようになった理由としては、肉親が虐待をして親権を取り上げられたために保護者がいなくなってしまったというようなものもありますが、肉親とは早くに死別してしまって保護者がいなくなったという場合もあるはずです。もしも亡くなった肉親が相当の資産家であった場合、子である未成年者はその遺産を継承しているはずですので、すべてを未成年後見人にまかせていては、いつの間にか未成年後見人が財産を使い込んでいたなどといったことにもなりかねません。そのため、未成年後見人を監督する立場の未成年後見監督人をさらに選任して、未成年後見人から定期的に財産管理の現状を報告させるなどして、適切に制度が運営されるようにする必要があるのです。

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